新しい鋼材
最近、鋼材でSLD-fという鋼材を加工することが多くなっていますが、
加工する者にとって、とても加工しやすい鋼材だなと思っていました。
鋼材の焼入れ後、SKD11と変わらな硬さ(HRC60前後)であっても
切削加工での刃持ちはとても良いです。
特に研削では今まで何十年と砥石の目詰りによって切れなくなり
コーコーという高い音と共に面はテカテカになり、
「また面ならしか・・・」と思い研削してました。
ところが驚きです!このSLD-fは砥石のドレスが要らない?!えっ?!と思っていました。
そんな時に偶然、鋼材メーカーの(株)プロテリアル様が鋼材のアピールのため
来社していただき鋼材についての説明を受けたら、また驚く話が・・・
この材料にしか無い特殊な成分が入っていて、その成分が構成刃先のように
刃先について刃持ちを良くするから刃が減らないし、硬いのに切削速度を上げれる。
すごい鋼材が出たなと思いました。この鋼材がSKD11に変わって使われるようになれば
鋼材の単価も安くなる!工具費も減る!加工時間も減る!
もっとこの鋼材が出回らないかなぁと、加工者ながら思います。
いろいろ勉強になりました。
(株)プロテリアル様を連れてきて頂いた川北さんと山一さんに感謝です。